2011年3月の福島第一原発事故直後から、被災者、市民に対し、放射線の健康への影響について、歪んだ情報発信や政策への関与を行ってきた「放射線健康影響の専門家」たち(今ではすっかり御用学者と呼ばれる人々…)。
彼らの言動は、市民に対する科学者・専門家としての責任や誠意が全く感じられない薄っぺらいもの、どんどん信頼を失っていくばかり・・・
そんな彼らや、日本の権威あるとされる人・組織が発するメッセージに対し、事故直後から、冷静かつ鋭く明快な意見を発し続けている宗教学者・島薗進さん(東大大学院・教授)をゲストにお迎えしました!!
福島県県民健康管理調査の多数の問題点、放射線健康影響の「専門家」たちがどのようにして現在のような対応をとるようになっていったのかなど、今年2月末に出版されたばかりの著書『科学が道を踏みはずすとき つくられた放射線「安全」論』の内容も紹介いただきながら、じっくりたっぷりお話を伺いました。
第1部 福島県県民健康管理調査の問題点
1.調査の目的-住民の健康か?データ取得か?
2.健康被害の把握と対策か?「不安解消」か?
3.住民が必要な情報を得られないのはなぜか?
4.なぜ、狭い範囲の検査・調査しか行わないのか?
第2部 つくられた放射線「安全」論
5.困った専門家はどのように生み出されたか?
・日本独特の解釈をしているリスクコミュニケーション(コミュニケーションになっていない・・・)
・私達に課せられた課題と、アクション!
こちらの書籍、おすすめです!
◆3/7(木) 緊急院内セミナー「どうする? 放射線による健康被害への対応-市民・専門家による提言」
島薗先生はじめとする専門家と市民とがこれまで以上に協力し、放射線による健康被害への対応を考え行動していかねばなりません。環境省・復興庁の方々との交渉も行います(政府交渉は14時頃からの予定)。
どなたでも参加できます!是非ともご参加を!(下記ページより事前申し込みをお願いします) ★詳細はこちら⇒FoEJapanのページへ