2013年5月25日土曜日

【FFTV特集37】伊達市小国地区の今~なぜ避難勧奨解除?深刻な汚染の状況と避難 住民の苦境 2013/5/22(水)



飯舘村の北側に位置する福島県伊達市。市の南側(飯舘村に隣接)は、やはり福島県発事故の際に深刻な放射能汚染被害にあいました。
そして、伊達市も、国の愚かな避難政策の犠牲となったところなのです。

特定避難勧奨地点とは何か。
そして今、伊達市はどのような状況におかれているのか。
その高濃度の土壌汚染はいったいどれほどのものなのか。
そして、私たちにできること、やるべきことはなにか、考えます。


汚染が未だ深刻な中、伊達市小国地区では避難解除→賠償打ち切り、住宅支援等も来年には打ち切り、といった状況に置かれ、住民たちは苦悩しています。
当初から言われていた「除染の限界」を、国や自治体も認めざるを得なくなった今、彼ら住民を守るべき職にあるはずの人々は、住民に「被ばくを強要」し、兵糧攻めで無理やり帰還を促します。

そして、除染の代わりにだしてくるのではないかと言われている「ガラスバッチ」は、被ばくした線量を3か月後に通知されるだけで、なんの防護策にもなりません。しかも、このガラスバッチの計測自体、検出限界の操作など、単純に信頼できない要素がまだまだあります。


福島の人々は、同じ要因によって大きな被害を被ったにも関わらず、地域や世帯、個々人によって異なる国・自治体の施策に振り回され、それぞれが目の前に悩ましい問題を抱え、それをなんとかしようと必死です。
それらは、被害者同士の分断や軋轢を生むこともあります。
しかし、物申すべき相手は、国・東京電力であり、そして、原子力にいつまでもこだわり、福島事故をなかったことにしたいと一生懸命お金と労力を費やす人々です。

私たちは、かしこく、繋がって、このひとつひとつの問題を、みんなで解決していきましょう!



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